原稿作成について
特殊原稿作成
2色刷り/3色刷り
- 「2色刷り/3色刷り」は、インク色ごとに印刷を行います。
フルカラー印刷の場合とは異なり、色ごとに原稿を作成する必要があります。
- 弊社では、3色刷りまでが可能です。4色以上は、フルカラー印刷をご利用ください。
- 色インクで印刷を行いますが、データは「黒1色」で作成するのが特徴です。
【1】原稿ファイル
- カラーモードは、グレースケールまたはモノクロ2階調で作成してください。
- 必ずK1色(黒1色)で作成してください。
【2】解像度
- モノクロ二値(1200dpi)かグレースケール(600dpi)
【3】位置合わせ
- トンボで印刷の位置を合わせますので、すべての色について、同じテンプレート(トンボ)を使用してください。
- テンプレート(トンボ)を使用しない場合は、すべての色について、同じ【原寸サイズ+背幅+塗り足し周囲3mm】に設定して作成してください。
■注意事項■
- 刷り色ごとにファイルを分ける場合は、ファイル名に印刷する色を付けてください。
《例》hyoushi_white.psd、hyoushi_beni.psd
- 刷り色ごとにレイヤーを分ける場合は、レイヤー名に印刷する色の名前を付けてください。
一つの色につき、1枚のレイヤーを作成してください。
- 出力見本(完成イメージ)を一緒に入稿してください。
5色刷り(フルカラー+1色刷り)
- 5色刷り(フルカラー+1色刷り)は、フルカラーを印刷した後に5色目を印刷します。
フルカラー原稿と別に、5色目だけの原稿を作成する必要があります。
白抑えは、フルカラーの前に5色目を印刷いたします。
- 5色目のデータは、必ず「黒1色」で作成してください。
5色目は、色インクで印刷を行いますが、データは「黒1色」で作成するのが特徴です。
【1】原稿ファイル
フルカラー印刷用 | CMYKまたはRGB |
5色目印刷用 | グレースケールまたはモノクロ2階調 |
※レイヤーで分ける場合は、5色目印刷用レイヤー名に印刷する色の名前を付けてください。
※レイヤーで分ける場合は、5色目印刷用レイヤーを「黒1色」で作成してください。
【2】解像度
フルカラー印刷用 (CMYKまたはRGB) | 350dpi |
5色目印刷用 | グレースケール(600dpi)またはモノクロ2階調(1200dpi) |
【3】位置合わせ
- トンボで印刷の位置を合わせますので、すべての色について、同じテンプレート(トンボ)を使用してください。
- テンプレート(トンボ)を使用しない場合は、すべての色について、同じ【原寸サイズ+背幅+塗り足し周囲3mm】に設定して作成してください。
■注意事項■
- 白抑えをする場合など、5色目を先に印刷する場合は、発注の際に備考欄へ「5色目先刷り」と書き添えください。
- カラー印刷用と5色目印刷用をファイルで分ける場合は、5色目印刷用ファイルに印刷する色を付けてください。
《例》hyoushi_white.psd、hyoushi_beni.psd
- カラー印刷用と5色目印刷用をレイヤーを分ける場合は、5色目印刷用レイヤー名に印刷する色の名前を付けてください。
- 出力見本(完成イメージ)を一緒に入稿してください。
箔押しのデータ原稿の作り方
- 箔押しをする表紙やその他のデータと同じ位置のトンボのついたファイルを作り、箔押しをする位置に文字やイラストを書いてください。
- 原稿は、箔押しの特性から、必ずモノクロ2値、解像度1200dpi、K100%で作成してください。CMYK、RGBやグレースケール、アミ点などでは絶対に作成しないでください。
- ベタの多いデータや、文字の太さが1pを超える場合は、別料金がかかります。その都度、見積りをさせていただきます。
- 【箔押し面積計算方法】
面積は文字の間隔を含み、文字の回り5mmを含みます。文字の大きさが3cm×12cmの時は周囲5mmを含みますので4cm×13cm=52cm2となります。
箔押しのデータ作成上の注意
- 印刷ではありませんので、再現ができない(難しい)ものがあります。(広範囲のベタ、細かい柄、細い白抜き線、トーンなど)
- 箔押しの作業は、表紙印刷とは別作業になります。作業の特性で箔押し部分を白抜きやフチドリしていると、ズレが目立ち易くなります。
ズレを目立ち難くするには、表紙原稿作成の際、箔押し部分を白抜きやフチドリにしないで、そのまま背景で埋めたほうが、ズレが目立ちにくく綺麗に仕上がります。
- 箔押し位置が分かるように、箔押し原稿にはトンボを付けてください。表紙原稿と箔押し用のトンボは、同じ大きさの物を使用して下さい。
トンボを付けない場合は、表紙原稿と箔押し原稿のファイルサイズを同じ大きさにしてください。
- 紙に手書きで箔押し原稿を作成される場合は、「トレーシングペーパー」に黒1色・原寸サイズで原稿を作ってください。
表紙原稿にトレーシングペーパーを、セロハンテープで固定して、箔押し位置を決めてください。その際、表紙原稿のトンボを写し取ることを忘れないでください。
手書き箔押し原稿では、塗りムラがないようにしてください。
- 箔押し原稿のデータ入稿も可能です。必ず表紙原稿とは別ファイルで保存してください。
- 箔押しデータ原稿は、必ずモノクロ2階調で作成し、K100%・原寸サイズで作成してください。アミ点はご使用にならないでください。
厚盛ニス加工
- 厚盛ニス加工は、フルカラー(モノクロ)を印刷した後に厚盛ニス加工を印刷します。
フルカラー原稿と別に、厚盛ニス加工だけの原稿を作成する必要があります。
- 厚盛ニス加工のデータは、必ず「黒1色」で作成してください。
【1】原稿ファイル
フルカラー印刷用 | CMYKまたはRGB |
1色刷り原稿 | モノクロ二値かグレースケール |
厚盛ニス加工 | グレースケールまたはモノクロ2階調 |
※レイヤーで分ける場合は、厚盛ニス加工用レイヤー名に「atsumori」と名前を付けてください。
※レイヤーで分ける場合は、厚盛ニス加工用レイヤーを「黒1色」で作成してください。
【2】解像度
フルカラー印刷用 (CMYKまたはRGB) | 350dpi |
1色刷り原稿 | モノクロ二値(1200dpi)かグレースケール(600dpi) |
厚盛ニス加工 | グレースケール(600dpi)またはモノクロ2階調(1200dpi) |
【3】位置合わせ
- トンボで印刷の位置を合わせますので、カラー(モノクロ)印刷用と厚盛ニス加工用の原稿は、同じテンプレート(トンボ)を使用してください。
- テンプレート(トンボ)を使用しない場合は、、カラー(モノクロ)印刷用と厚盛ニス加工用の原稿を、同じ【原寸サイズ+背幅+塗り足し周囲3mm】に設定して作成してください。
■注意事項■
- カラー印刷用と厚盛ニス加工用をファイルで分ける場合は、厚盛ニス加工用ファイル名に「atsumori」と名前を付けてください。
- カラー印刷用と厚盛ニス加工用をレイヤーを分ける場合は、厚盛ニス加工用レイヤー名に「atsumori」と名前を付けてください。
オンデマンド特色「蛍光ピンク」印刷
【原稿データ作成】
【1】原稿ファイル
- 「@自動分版(フルカラー原稿のみ)」、「A追加印刷(フルカラー(スミ)+蛍光ピンク)」の2種類の方法よりご都合の良い方でご作成ください。
- 「A追加印刷」の場合、「蛍光ピンク」で印刷する原稿は、モノクロ二値かグレースケールで、黒1色で原稿ファイルを作成してください。
- 「A追加印刷」の場合、「蛍光ピンク」インクで印刷する原稿は、必ず別ファイルに分けてください。
- 「A追加印刷」場合で、蛍光ピンク版をレイヤーで分けて作成された時は、蛍光ピンクをグレースケール原稿として印刷いたします。
【2】解像度
『@自動分版(フルカラー原稿のみ)』
- CMYK 350dpi(別途蛍光ピンク版は必要ありません)
『A追加印刷(フルカラー(スミ)+蛍光ピンク)』
カラー原稿 | 350dpi |
1色刷り原稿 | モノクロ二値(1200dpi)かグレースケール(600dpi) |
蛍光ピンク原稿 | モノクロ二値(1200dpi)かグレースケール(600dpi) |
【3】位置合わせ(「A追加印刷(フルカラー(スミ)+蛍光ピンク)」の場合)
- トンボで印刷の位置を合わせますので、カラー(モノクロ)印刷用と蛍光ピンク印刷用の原稿は、同じテンプレート(トンボ)を使用してください。
- テンプレート(トンボ)を使用しない場合は、カラー(モノクロ)印刷用と蛍光ピンク印刷用の原稿の2種とも用紙サイズを、同じ【原寸サイズ+背幅+塗り足し周囲3mm】に設定して作成してください。
■注意事項■
- 【1】RGBで作成された原稿でもCMYKで印刷されますので、100%の再現はできません。ご了承ください。
- 【2】「@自動分版(フルカラー原稿のみ)」でご入稿の場合、「M(マゼンタ)」と蛍光ピンクが重なる部分が濃い目のピンク等になる可能性があります。また、「C」「Y」「K」も同様に蛍光ピンクと重なると影響を受け、意図せず色味が変化する可能性があります。
- 【3】「A追加印刷」で抜き合わせの場合、「フルカラーまたはスミ」と「蛍光ピンク」がお互いに影響を受けることはございません。
- 【4】「A追加印刷」でぴったりの位置で抜き合わせしている場合、印刷時にプリントズレが発生する可能性があります。ご了承ください。
- 【5】「A追加印刷」の場合、基本的に蛍光ピンクを『先』に印刷いたします。「蛍光ピンク」インキで印刷する原稿を、後にされる場合は、備考欄にご記入ください。
特色「白」インク印刷
【原稿データ作成】
【1】原稿ファイル
- 「白」インクで印刷する原稿は、モノクロ二値かグレースケールで、『黒1色』で原稿ファイルを作成してください。
- 「白」インクで印刷する原稿は、必ず別ファイルに分けてください。
- カラー原稿と「白」インクで印刷する原稿をレイヤーで分けて作られた場合は、「白」インクで印刷する原稿をグレースケール原稿として印刷いたします。
【2】解像度
- モノクロ二値(1200dpi)かグレースケール(600dpi)
【3】位置合わせ
- トンボで印刷の位置を合わせますので、カラー(モノクロ)印刷用と白抑え印刷用の原稿は、同じテンプレート(トンボ)を使用してください。
- テンプレート(トンボ)を使用しない場合は、カラー(モノクロ)印刷用と白抑え印刷用の原稿の2種とも用紙サイズを、同じ【原寸サイズ+背幅+塗り足し周囲3mm】に設定して作成してください。
■注意事項■
- 【1】フルカラーの下に白抑えとして印刷する場合、フルカラーの色味が白トナーの影響を受けます。
- 【2】「フルカラー(またはスミ)」と「白」で重なる箇所は白押えのような状態になります。
- 【3】抜き合わせの場合、「フルカラーまたはスミ」と「白」がお互いに影響を受けることはございません。
- 【4】ぴったりの位置で抜き合わせしている場合、印刷時にプリントズレが発生する可能性があります。あらかじめご了承ください。
- 【5】基本的に「白」インキで印刷する原稿を『先』に印刷いたします。「白」インキで印刷する原稿を、後にされる場合のみ、備考欄にご記入ください。