雑記帳 ブログ

雑記帳 ブログP9



画像・星野伸氏、アニメーション・カツ氏・MarinMaterial著作

オンリーイベント主催者様に

オンリーイベント主催者様には
オンリーイベント支援の一環として、 オリジナルノート
(ご自分で描かれました表紙フルカラー・本文2色刷り、B5サイズ)
を参加サークルの方々に配布する記念品として、

サークル参加者の人数分、
謹呈(無料)させて頂いています。どうぞご利用下さい。

詳しくはHPのオンリーイベント支援をご覧下さい。

やんちゃな坊や

曾我兄弟の富士裾野の仇討ち、建久4年5月28日 (1193年6月28日)
荒木又右衛門の鍵屋の辻の決闘、寛永11年11月7日(1634年12月26日)
赤穂浪士討ち入り、元禄15年12月14日 (1703年1月30日)

歴史上、上記の出来事を日本三大仇討ちと呼んでいる。

いやいや今時、仇討ちの話でもなかろうと思われる向きもあるかと思いますが、
暇つぶしにチョット聞いていただきたい。

我が家に、やんちゃな坊やが一匹いる。

ビーグル犬で「ピーコ」という名の10歳になるワンちゃんだ。

性格は。忠実、人なつこい、ヤンチャ、お祭り大好き、
攻撃性全く無し、自分勝手、大食漢、〇〇得意(解答は末尾に記載)。

これがその、いつも私に纏わりついて、何処へ行くにも離れない。
ちょっと姿が見えなくなると、
ウォー、ウゥォーゥとまるで幼児のように泣き叫んで泣き尽くすのだ。

それでは可愛そうだからと、私は車にのせて何処へでも連れていくハメになった。

ところが、そうは言っても連れていけない場合だって随分あるのだ。
例えば、会社の会議出席とか、冠婚葬祭、出張や小旅行、ちょっとした買物など、

どうしてもピーコ君を家人に任さなければならない時だってある。

すると、出かける気配を素早く察した彼は、
急にソワソワし始め終いには足に巻きついて離れない。

それでも私は、そ知らぬふりをして外出するのだが、
用事が済んで家に帰ってみると、さぁ大変。

むむ、なにか変な匂いがするぞ、、、。
不審に思いアチコチ探索してみると。

アレアレ。選りもよって私がいつも座っているパソコンラック下の足許ど真ん中に、、、。

彼はこんな特技を持っているのだ。上記の〇〇の解答は「仇討ち。」

私はこんな調子でいつもヤラれている
仇討禁止令はとっくの昔、明治6年に出ているというのに、、、。

ことだま

もう故人になられたが、万葉の大家 犬養 孝 先生にはいろんなことを教わった。

一つひとつ挙げるとキリがないが、
講義にしろプライベートなお話にしろ、

人をして心に沁み込ませるものがあった。

「 言 霊 」 ( ことだま )

先生は、こんな語彙を引用してお話されたことがある。

「 ことだま 」、とは、、----------

良いことを言えば良いことが返ってくる。
悪いことを言えば悪いことが返ってくる。

と言い伝えられている古代の信仰。

言葉には魂がある。---------------

なるほど、言葉は生きているのである。

「今日は暑いですね。」

「ああ、夏だから当たり前です」

例えば、このような返事が返ってくると、
人はもう二度と声をかけたくないと思うことでしょう。

我が社でも、相手の見えない電話の応答には、
先方様に失礼のないよう
適切な言葉使いに格段の留意をさせているところである。

覆水盆に返らずの喩え、

言葉には十分気をつけなければいけない。

と、私は口を酸っぱくして社員に注意している。

秋晴れ

今日は秋晴、朝晩はちょっと肌寒いが、清清しくてとても気持ちがいい。

秋になると、あちこちでいわゆる秋祭り(秋の例大祭)が行われているが、
ここ神辺の町でもそれは例外ではない。

この町の氏神さまは街区の北方、こんもり茂った山王山の頂上にある。

そうそう、言い忘れたが、この町は、あの童謡歌人、葛原しげるの生誕地なのだ。

村の鎮守の神様の  今日は楽しいお祭り日

有名なこの歌も彼がつくったものである。

ここ、神辺の里は童話があり、夢があって、
とてもノスタルジーを感じさせる町だ。

白鳥は悲しからずや

ただより高いものはない、安もの買いの銭失い、、

同じような諺だが、なるほど心理かも知れない。

しかしその諺にも色々あって、逆もあり、
また真もある。

今日はその真の方の話をして みよう。

これもずっと昔の話だが、会社のリクリエーションで島根の出雲へ一泊旅行に行ったことがある。

この八雲立つ出雲の国は、古風土記の『 出雲の国風土記 』の現存する由緒ある土地だ。

それで、出雲の夜を楽しく過ごした一行は次の朝、日御碕灯台へと赴いた。
ここの景色はほんとに絶景だった。

海面からの段差20メートルにも及ぶ絶壁断崖の上、ギリギリに立つ真っ白い灯台。
その先に広がる蒼い海原。

私は思わず、、

 白鳥は悲しからずや 海の青 空の青にも染まずただよう ---------- 牧水

の歌を口ずさんだ。

館内は想像していたよりずっと広々として、展望台にのぼる急峻なラセン階段が取付けてある。
しばらくして、、、
その階段を登っていた若いK君が頭をさすりながら戻ってきた。

おや、どうしたんだい?

私は訊ねた。

はぁ、、いえ、、フフフ、、ハハハ。

彼は頭を撫でながら、照れ笑いしている。

すると、もう一人の友人が上から降りてきて、

おい、お前、痛くなかったか?

その友人も笑いをこらえながら言っている。

一体どうしたというのだ。私はその訳を聞いた。
聞いたトタンに、わたしも大声で笑ってしまった。

と、いうのは、

階段が急なので下から上を見ると、女子社員のスカートの中が、、、、、

登っていた女社員がようやくそれに気付き、

こら〜 !! ただで見るな !!!

と下に向かって叫ぶや否や、
履いていた旅館の、あの木で出来た重いたツッカケを
K君狙って上からスルリと脱ぎ落としたそうな。

それが口を開けてニコニコ眺めていたK君の頭に、コーン。

面食らったK君はあわてて下に逃げてきた、
という始末。

ハッハッハ。さぞ痛かっただろう。

しかし

「ただで見るな」とは、ハハハ、あの子ユーモアあるね。

ほんとだ。
ただより高いものはない。

私はさそう言いながら、なおも笑いコケたのを覚えている。

スマイルの自助論

「神仏を尊び、神仏を頼まず」

宮本武蔵は神を尊んだが、神頼みなどはせず、常に自ら道を切り開いていった。
けれども彼は決して無神論者などではなく常に神を畏敬し、神を尊崇する人であった。

「 神は自ら助くる者を助く 」

( 幕臣、中村正直がサミエル・スマイルの「 自助論 」から語訳 )

そういう形の信念を持った人だったといってもいい。

その武蔵が一生涯中、決死の覚悟で臨んだ試合がある。

否、決闘である。

吉岡一門との、あの一乗寺下がり松。

それは、巌流島の小次郎のごとき話の比ではなかっただろうと思われる。

なぜなら、それこそ剣者揃いの名門中の名門、吉岡家が相手なのだから、、。

武蔵は死を覚悟した。

斎戒沐浴につとめ身辺をキレイにしていざ当日の早朝、
葉山の山腹から一乗寺下がり松の決闘場を俯瞰する。

頭上で何度もシュミレーションを繰返し、それを体に焼き付ける。
ゆるゆると山を降り、途中八大神社に立ち寄り、己の武運を祈る。

「神仏を尊び、神仏を頼まず」、の武蔵が、である。

ここがすごいところだ。

武蔵は心で泣きながら神に祈るのである。

もし、不覚をとれば、ボロ布(きれ)のようにめった切りにされ、
氷の張った水田に投げ捨てられるのは必定だ。

結果を考えると、とても恐ろしい。

神に手を合わせ、無心に祈る。

南無大権現! 白い鉢巻きりりと縛り、
そこから小走りに駆けて駆け抜けて、

敵陣の輪の中へ、まっしぐらに突っ込んでいく。

私は、同人誌作家の心を印刷に表現しようとしている。

仕上がり具合に細心の注意を払い、
微妙な色合いの変化も看過せず、
常に形而下での闘いをしようとしている。

完璧なものに、、、と。

その、同人誌のフルカラー表紙の刷り上がりの瞬間、
胸を押さえ、膝を屈し、

私は神に祈らずにはいられないのである。

【 浦島太郎伝説の故郷 】

はじめまして、

とてもキレイな写真を拝見し、まるで当方も旅行に行った気持ちになりました。
見ているだけですごく楽しいです。

上から3番目の写真は「伊江の舟屋」でしょうか?
だったら、あの浦島太郎、発祥の故郷ですね。

また、過日は当方のブログへいらして頂き、お礼申し上げます。
ありがとうございました。

はじめさん頑張ってね

はじめまして、

とても素敵なブログ読ませていただきました。

ずっとつづけてね。

また、おじゃまします。

【 登山 】

登山家には鋭敏な五感と卓抜した英知、それに強靭な体力気力が求められる。

そこに山があるから登るのだ。(ジョージ・マロリー)

同人誌印刷という仕事は、そこに作家の心がこもっているから登るのだ。
同人誌印刷という仕事は、自分自身との闘いがあるから登るのだ。

作家の心を忠実に、自分との闘いは冷徹に。

仕上がりの色相いが納得できないとき、
ベタの深みが納得できないとき。

やり直してみる。いくらやり直しても納得できない。

どこに問題があるのだろう。コンピューターの数値を変え、また挑戦する。

工場内はたった一人。みんな帰ってもう誰もいない。

一人の方がいい。静かだし。
今度はインクの盛り加減を変えてみる。やはりダメだった。

自分自身納得がいかない。もう深夜である。

とぼとぼ夜の帰り道、電柱の灯りにもたれ、ポケットからメモを取り出して見る。

さっき実行した手順とその記録がびっしり書いてある。

宙でいえるほど繰り返し読んで、そこに問題点をを探すが、なかなか糸口が見つからない。

うつむいて考えながら歩いていると、知らぬ間に家に着いた。

こんなことが、いままで幾度あっただろうか。

でも、これまで一度も頓挫したことはない。
高いハードルだって必ず乗り越えてきた。

そのたびに私はちょっとづつ大きくなっていく。

よし、来たれ、只今八合目。明日こそ至福の瞬間が待っている。

「憂きことの なおこの上に積もれかし  限りある身の力ためさん」 熊沢番山

元気な仔馬

おうちの前に厩舎がある。競馬場の競走馬だ。柵のなかでたてがみをなびかせて勢いよく駆けている。

とても若いかわいい仔馬。



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