雑記帳 ブログ

雑記帳 ブログP8



画像・星野伸氏、アニメーション・カツ氏・MarinMaterial著作

高円山 最終

それを取り巻くようにして、円形に神将の塑像が並んでいるのだが、
そこに、あの有名な仏像、、、、、、うーむ。

と前回まで書いた。

あの有名な仏像とは、十二神将のうちの伐折羅大将(ばさら)である。

あちこちのお寺に十二神将の像はいくつもあるが、新薬師寺の伐折羅大将は
とてもリアルで、あの憤怒の表情には凄みがあって他にその例を見ない。

我々が子供の頃に、美術の教科書などでよく見たあの筋肉質で甲冑の姿である。

もともと十二神将は薬師如来を守護する神将だから、凄みのあるのは当然のことかも知れないが、

それにしても、あれだれのものはちょっとないだろう。

また、十二神将は文字どおり十二の干支にちなんで、えとの守り神としても有名である。
参考までに以下に記した。

(ビギャラ) 大将 ね
(ショウトラ)大将 うし
(シンタラ) 大将 とら
(マコラ) 大将 うさぎ
(ハイラ) 大将  たつ
(インダラ) 大将 み
(サンテラ) 大将 うま
(アニラ) 大将 ひつじ
(アンテラ) 大将 さる
(メイキラ) 大将 とり
(バサラ) 大将 いぬ
(クビラ) 大将 ゐのしし

(各神将の名称は文化庁と、寺側の表示とでは異なるが、寺側に伝わる方を記した。)

伝統

先日、村まつりという話を書いた。

村の鎮守の神様の〜♪ 今日は楽しいお祭り日、ドンドンヒャララ、ドンヒャララ ♪

この「村まつり」という歌は、ここ神辺の人、葛原しげる先生の著作である。
この在所は、日本を代表する童謡詩人、葛原しげるの生誕地なのだ。

今日は秋晴れのよい天気でちょっと肌寒いくらいだが、天がとても高い故、
空気が澄みきっている。

今朝は住民総出で町内全域の清掃と、氏神様のお社のあるお山の雑木の剪定や道掃除におおわらわである。

それもその筈、今週末はその氏神様の秋の例大祭が行われ、
鎮守の森は参拝する人々で活気づく。

子供はみこしを繰り出して

ドンドンヒャララ、ドンヒャララ ♪

と、やるのだから、さながら【村まつり】再現の具合となる。
昔はどこの村でもこういう情緒はあったのだが、いまはめっきり少なくなってしまった。

日本の素朴な伝統や民俗風習などの継承は、地元町民の汗と努力なしでは、
決して生き残っていくことは出来ない。

方丈

無気力、無感動、無関心という所謂「三無主義」という言葉が流行って久しいが、
実際のところ今、現在の風潮はどうなのだろうか。

世の中が平和ボケして何をするにしても力が入らない。

まぁ言うならばそんな時代の中で著現したキワもの的な現象だったような気がする。

先日某社の部長さんがお見えになった。そのとき、当社の工場をしばらく見学されて、その帰り際に、

「おたくの社員は、みんなキリキリ立ち動き、
印刷機もいつもピカピカ光っているし、とても気持ちがいいですね。」

とお褒めの言葉をいただいた。----

つまり、同人誌印刷の仕事は殆どの場合寸刻を競う。

受注→データ整理→データ処理→コントロール数値の決定→CTPコントロール、
→色合わせ微調整→製版→色合わせ再調整→点検→印刷→点検→PP処理→裁断
→丁合→製本→仕上げ断裁→製品の仕上がり点検及び品質管理→発送管理→発送。

以上の工程を短時にやらなければならない時もある。
工場内は常に清潔に保たれ、オイルひとつこぼれていてもいけない。(滑って転倒の危険あり)

いわば「方丈の空間」を常に保つ必要があるのだ。

私は、キレイな工場、キレイな空気、キレイな機械から高品質な製品が、
迅速・確実・安全に生まれてくると信じている。

とてもではないが、当社には三無主義など台頭する余地はない。

【方丈は約四畳半。神仏に仕える者が居住まう掃き清められたキレイな神道的空間】

---方丈記

【オールフルカラー本が人気】

同人誌印刷トム出版

高精細フルカラーチラシ・オールフルカラー本の人気

このところ同人誌のフルカラー表紙は勿論、
表が高精細のフルカラー、裏スミ一色といった同人誌のチラシ(ちらし)の受注が増大しています。

高精細の表フルカラーですから、
ちょっともったいないと思われる向きがあるかも分かりませんが、

料金は普通のAM175とおなじです。

それでしたらキレイな方がお得。?

オールフルカラー本もとても人気上昇中、詳細は オールフルカラーでぽん

オールフルカラーでぽん

をごらん下さい。

【 地道な活動 】

同人誌印刷トム出版

私たちは、これまで長年同人誌の制作に携わってきた関係上、
大勢の同人誌仲間の方々に接し、色々なご意見もお受けして まいりました。

中にはプロになった方もおられ、
あるいはその反対の人もおられ、

途中で筆を折られ挫折した方もいらっしゃいました。

考えてみれば同人誌という世界の、極めて小さな分野のいわゆる同人誌仲間(サークル・個人)で
活動する人たちのほとんどの人は、

趣味とはいえ年月と私費を消耗しながら、
細々と、地道な活動を重ねているのです。

いまでもそうです。

一方、とくに最近、青少年やそれを取巻く社会環境の悪化
(暴力、性犯罪、児童ポルノ問題等、

現代の社会風潮) は深刻な問題になってきています。

その原因は多様化、複雑化、
複合的でとても一口で正鵠を射ることはできません。

しかし、一部の人たちに同人誌は「露骨なポルノ漫画」・「成人向けのエロ漫画」
というふうに
有害雑誌としてひとまとめにして捉えられ、
(それは一部のジャンルのことで、ほとんどの同人誌は、けっして不健全なものではありませんが、、)

多くのまじめな同人誌作家の方々はこまっておられるのです。

まことに憂慮すべき事態です。

ようやく萌芽しつつあるこの同人誌文化の灯を消さないためにも、
私たち関係業界の者は勿論、

襟を正すべきところは正し、改善すべきところは改善し、

年間のべ200万人の動員力を持つといわれる同人誌作家や
多くのファンの方々と手を携え

その膨大なエネルギーを健全で有益な同人誌文化のさらなる発展と、
地域社会貢献のために活用していかなければならないと考えています。

勉強中・オーバチュア

運用支援サイト「ラーニングポータル」スタート。
いつも参考にさせていただいています。
広告効果をなんとか上げよう、という課題は私たちにとって永遠の問題かも知れません。

この度のご案内はとても勉強になります。大いに活用させて頂きます。
ありがとうございました。


【 かぎろい-2 】


かぎろいの丘は奈良県大宇陀町にある。

ここはその名のとおり、あの「かぎろい」が実際に見られる所だ。

小学校の横の細い登り道をすこし上がったところに、
なだらかに起伏のある原野が広がっている。

その東、ずっと向こうの山際から差し込む陽光が、
この原野をかぎろいが染めるのである。

かぎろいというのは、寒い朝の2時間くらい前の、
まだ明けやらぬ暗い空から微かに陽光が差し始めるとき、一帯に陽炎が燃え立つ
現象を言うのです。

その陽炎が燃え立つった時、
ふと西の空を見ると、お月様が大きく西に傾いていた。

私は「かぎろい」もさることながら、その、かたぶきぬ月をとても見たかったのです。

1300年前と同じ月を。

つづく

かぎろい−完了

私がかぎろいの丘に赴いたのは、今から二十数年も前のことだから、
あの付近の景観も少々変わっているかも知れない。

当時はほんとに何もなく、たしか公衆トイレがどこか角の方にポツリとあっただけの、
どこにでもあるような自然の風景のままだった。

私がそこに立ったのは、暮れも押し迫った12月30日のことだった。

かなり冷え込みのキツイ日で、足元から冷気がじんと伝わってきて、
体全体が凍りつくような酷寒の日だった。

まだ暗いうちから見物の人たちがぞろぞろ集まりはじめ、
日の出まえには総勢200人くらいになった。

しかし、残念なことに、それまで抜けるように晴れていた夜空も、
お日さまが顔を出し始めるチョット前くらいから、東の空に薄雲がかかり、

深いため息と共に見物客を不安がらせたが、
残念なことにこの日はとうとう最後まで「かぎろい」は姿を見せなかった。

けれどもその時、背後の西空には悠久たる1300年の歳月を超えた満月が、
熊ケ岳の山際にひっそりと懸かっているのがいかにも印象的だった。

ひむがしの 野にかぎろいのたつ見えて かへりみすれば 月かたぶきぬ

人麻呂---



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